こんにちは!Pick-Up!アフリカです。

南アフリカに一年間留学中の者です。今回は南アフリカの物価事情について日本と比較してご紹介します。

【大人気!どんな国シリーズ】南アフリカ編はこちら↓

日本と比べて安い?高い?

どれくらいの暮らし・旅行をするのかによって物価は大幅に変わってくると思います。南アフリカは貧富の差が大きく、貧困層と富裕層では購入するもの・場所が異なるため、場所によって物の値段も大きく変わっていきます。ここでは主に、日本人大学生がプレトリアで一年間暮らしている間に使っていたお店の物価を日本と比較してご紹介したいと思います。アフリカ渡航を考えている人の参考になれば幸いです。

※本記事では1ランド=8円を採用しています。実際のレートと異なる場合がございます。

食べ物編―若干安い

飲み物・食べ物などは安いと感じることが多いです。

価格が単純に安いこともありますし、同じ値段だったとしても日本と比べて量が多いことも多々あります。スーパーの袋売りやレストランのご飯など基本的に量が多いので、日本と同じ値段だとしてもお買い得だと感じます。

スーパー

Pick n Pay、Checkers、SPARなどお手頃価格なスーパーの値段は以下の通りです。

個人的におすすめするのが、「Checkers 60」というアプリ。月曜日から土曜日の8:00~18:00の間であれば、買いたいものをアプリで注文して60分以内に配達してくれるという優れもの。無駄に外出する必要がなくなるので、重宝していました。

18:00以降に買い物をする必要があった場合には、UberEatsを利用していました。こちらは日本のUberEatsと同じでレストランなどの配達が主ですが、野菜やお菓子、飲み物などを取り扱っているお店もあります。「Checkers 60」と比べると少し値段は高くなりますが、22:00頃まで配達してくれるので、夜間外に出られない時間におすすめです。

水(500ml)8.99ランド約72円
コーラ(440ml)13.99ランド約114円
カップラーメン(袋麺一袋)8.6ランド約69円
ビール19.99ランド約160円
じゃがいも (2kg)49.99ランド約400円
りんご(1.5kg)34.99ランド約280円

レストラン

ファストフード店よりも高級感のあるレストランに行くとその安さを感じられます。東京で食べたら7,000円〜8,000円はするだろうなというようなステーキも3,000円くらいで食べることができます。基本量が多いのですが、お持ち帰りができるようになっています。

ビックマック51.9ランド約415円
スターバックスラテ42ランド約336円
ピザ100~150ランド約800円~約1,200円

日用品―高い

調理器具、凝った筆記用具、ちょっとした容器など日常生活を送る上で必要な「モノ」が高く感じました。滞在中何度も百円ショップが恋しくなりました。超ローカルなマーケットなどに行けば多分安く手に入りますが、基本危険なので現地の人の同行なしに立ち入るのはやめておきましょう。

歯ブラシ24.99ランド約200円
ティッシュペーパー(180枚)35.99ランド約288円
トイレットペーパー(18ロール)130ランド約1040円
シャンプー・トリートメント59.99~105.99ランド約480円~約848円
石鹸26.99ランド約216円
ボールペン(パック売り1本)4.00ランド約32円
ボールペン(おしゃれ)34.99ランド約280円
頭痛薬89.99ランド約720円

上記のような日用品を安く買うことができる2つのお店、Panda Storesthe Crazy Storeをご紹介します。

Panda Storesは中国系のお店で、食べ物からおもちゃ、バッグまで何でも手に入ります。値段が非常に安く、日本では1000円以上しそうなリップが約200円、ちいさめなスーツケースが約3000円など破格で売られています。しかし、品質はそこまで高くないので、よく吟味してからかうことをおすすめします。Panda Storesに似た中華系のお店はヨハネスブルグのショッピングモール内など様々なところで見かけたので見つけた際には立ち寄ってみてください。

もう一つのthe Crazy Storeは、黄色い看板が特徴的な、南アフリカ国内に数多く展開しているお店です。おもちゃが多く売られているのですが、日用品も取り扱っており、ものによっては安く手に入れることができます。

また、南アフリカでは、takealot.comが主要なオンラインショッピングサイトとして広く利用されています。

洋服―安い

もちろんお店やクオリティによりますが、服や靴などは全体的に安く感じました。ただ、服のトレンドは日本と異なるので必ずしも自分がほしいものが売っているとは限りません。南アフリカにもH&MやZARAはあるので、見慣れたショップであればお求めの物を探しやすいかもしれません。

また、南アフリカにもSHEINは進出していますが南ア人のID(日本でいうマイナンバー)が必要なため南アフリカ国内では南アフリカ国籍以外の人は使えないようです。

夏服トップス80~150ランド約640円~約1,200円
ボトムス150~330ランド約1,200円~約2,640円
激安洋服チェーン店Mr Price参照

交通機関―安い

地元の人々が使うようなバスや電車は安く設定されていますが、安全に移動しようと思うとお金がかかる印象です。Gautrainはヨハネスブルグとプレトリアを結ぶ電車で、安全で速く移動できる分少し遠くまで行くと料金が高くなります。しかし、日本に比べるとUber代(タクシー代)が安いため、どこに行くにも街中ならUberが便利です。

以下に各交通機関の最低金額を記しています。

電車(Gautrain)36ランド約288円
バス(MyCiTi)20ランド約160円
Uber26ランド約208円

ガソリン高い

南アフリカ生活で必須となる車。動かすためにはもちろんガソリンが必要です。

こちらが南アフリカのガソリンスタンド(in ダーバン)

地域によっても異なるかもしれませんが、大体1リットルで25ランド(約220円)いかないくらいであったと記憶しています。

日本もガソリン代が上がってきているとはいえ、南アフリカはそれ以上に高いようです。

エンタメ―安い

ネイル・美容院、テーマパーク、レンタカーなど、遊びに行くときや美容にかかる費用は日本と比べるとかなり少なかったです。

美容院150~500ランド約1,600円~約4,000円
ネイル150~500ランド約1,200円~約4,000円
レンタカー(24時間)656ランド約5,248円
テーマパークR265約2,120円

観光地(ケープタウンなど)―高い

ケープタウンは観光地として人気なこともあり、全体的に値段が高い印象です。そのため、レストランやアクティビティなど、上記(他の南アフリカの地域)よりも値段が高くなっている可能性があります。また、南アフリカの観光地の入場料はどこでも「南アフリカ居住者」「SADC諸国居住者」「外国人」で分かれており、外国人料金は「南アフリカ居住者」と比べて2倍〜5倍程高くなることがあります。私は南アフリカの学生ビザを持っていたので南アフリカ居住者と同じ値段で入場していました。

有名観光地入場料(ボルダーズビーチ)190ランド(南ア居住者45ランド)約1520円(約360円)
レストラン(ケープタウン)約309ランド約2,472円
参考:https://www.budgetyourtrip.com/south-africa/cape-town#:~:text=While%20meal%20prices%20in%20Cape,cheaper%20than%20lunch%20or%20dinner.

ダーバンのローカルマーケット―安い

ダーバン(南アフリカ東部にある港町)に限らずですが、ローカルマーケットやタウンシップにあるお店の価格は、私が普段使っていたスーパーマーケットの価格と比べて安くなっています。

ただ、安全な場所ではないので1人や日本人同士では立ち入らず、現地の方と一緒に訪れましょう。

オレンジ1ランド約8円

通信費・携帯代―同じ

私はプリペイド式のSIMカードを使っていました。日本のように通信会社と契約して自動的にデータが更新されるシステムもあると思いますが、1年間しかいなかったのでプリペイド式で事足りました。

プリペイド式は3ヶ月間データを購入しないとSIMカードが失効となるらしいので、長期で滞在する方はこまめにデータを購入するようにしましょう。

私はVodacomを使っていたのですが、データを買う時は店頭よりもアプリから買った方が断然安かったです。ただし、購入時には南アフリカ国内でつくられたカード以外は非対応なので注意が必要です。

iPhone19,999ランド約159,992円
データ代(1ヶ月10GB)149ランド約1,192円

データ代の細かい値段はこちらの記事でもご紹介しています。

光熱費・家賃など―安い

私は大学の寮に住んでいたので、「光熱費」という名目で払ってはいませんでしたが、家賃・光熱費・ハウスクリーニング・設備など諸々込みで月に4万5000円ほど払っていました。

南アフリカの光熱費は貧困層とそれ以外の人々で異なるそうです。一般的には表にある値段を払う必要がありますが、タウンシップなど貧困エリアに住む人たちは無料だそうです。

家賃は、地域や住む家によってかなり異なるようです。以下にはインターネットにあった平均を載せておきます。

光熱費(電気、ガス、水道、ゴミ)1,999ランド約15,992円
家賃5,500〜10,500ランド約4,400円~約84,000円
参考:https://m.homesofdistinction.co.za/news/2024-rental-market-analysis-south-africa/#:~:text=This%20is%20according%20to%20PayProp’s,the%20previous%20quarter%20(Q3).

日本食―高い

日本国外ならどこでもそうだと思いますが、南アフリカでも日本食はかなり高かったです。

私は以下のお店で日本食を手に入れていました。

Kokoro

・Yumi cafe

Panda stores

・中華系スーパー

値段は商品によりますが、日本の料金の2〜5倍ほどだったと思います。

本格的な日本食レストランは全国的に少なく、多くは中国人経営や中華料理屋のメニューに日本食がある形でした。

マグロ二貫(日本人経営)90ランド約720円
マグロ二貫(中華料理屋)38ランド約304円
ラーメン(日本人経営)165ランド約1,320円
参考:https://g.co/kgs/hH6iysKhttps://obirestaurant.co.za/

まとめ

いかがでしたか?

アフリカ大陸内でも経済発展が進んでいる南アフリカの物価は、私たち日本人が一般的に想像するアフリカの物価ではなかったかもしれません。渡航や旅行の際にはこの記事を参考にしっかりと資金を準備しましょう。

今後も南アフリカ渡航や旅行に役立つ情報を発信していきます。XやInstagramでは写真付きでアフリカ現地の生活を紹介しているのでぜひご覧ください。


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