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皆さん、こんばんは!
水曜日はスタートアップ、イノベーション、テクノロジー関連の話題をお届けします。
今日はテック系の投資からが最近興味を増している分野に関して共有している記事をお届けします。
日本でも緊急事態宣言が複数都市で行われましたが、世界でも新たにロックダウンを導入する国も増えています。
農業や、ロジスティックマネジメント、ヘルス関係、ECや決済、そして教育系などのテックソリューションを提供している企業、スタートアップなどは去年から注目を浴びてきたわけですけど、今回の記事ではどうでしょうか?
お楽しみに!
テック系投資家、アフリカの教育とファイナンス分野を注視
英題:Tech investors eye Africa’s education and financial sectors
内容と背景:
コロナ禍では人の接触が制限されたことからサービスをオンラインに移行することが推奨されました。特に、ロックダウンの最初こそは休校という形をとっていた教育機関はその休校の時期を活用し整備しきっていなかったオンライン教育のツールを導入しましたし、店先まで出向いて行われることが多かった買い物なども、デリバリーサービスの導入、オンラインのマーケットプレイスの登場などもあり、eコマースや電子決済関連の活用を政府が推奨したことから多くの人々が活用するようになりました。
そんな中記事は、ポスト-コロナの環境ではデジタル化がさらに加速するという予想から、教育とファイナンスの分野がこれからより多くの機会をもたらすだろうという2名の投資からの意見の共有から始まっています。
一人目の投資家は、ケニアでデジタル保険プラットフォームを運営するLamiという企業の創立者兼CEOのJihan Abass氏。彼女の会社では、車向けの保険販売をしており、それを「分割払い」で、そして、「携帯電話」から行えることから、パンデミック以来購入するケースの増加が見られたと話しています。
二人目の投資家は、こちらでもご紹介しました、特にアフリカのスタートアップへの投資を行うナイジェリアのVC、Future Africa FundのパートナーにしてAndelaの共同創立者であるIyinoluwa Aboyeji氏です。彼は投資家として、魅力的なリターンが機体できるとして、これからは教育系テクノロジーへの投資がとても面白いのではないかとはなしています。特に、この教育の分野がコロナの影響に対して全く準備ができていなかったものの、対応してきている点をその要因としてあげています。
しかし同時に、彼らは世界的にも政府がデジタルサービスに対して新たな税の導入を検討していることをあげ、それがもしかしたら、同分野への参入や投資を思いとどまらせてしまうかもしれないという懸念点も共有しています。Aboyeji氏は、この動きがテック企業や起業家、投資家らの参入の尻込みの原因にならないよう、逆にテック系スタートアップにインセンティブを示すことで、これを防げるのではないかとも話しました。そしてさらにAbass氏は、このインセンティブを示すということがアフリカでは欠けているとし、彼女の会社が提供しているサービスの普及率(アフリカでは保険加入率が3%と共有している)にも繋がることから、規制局などの関係者の視点からも産業を育成するという意味でも、インセンティブの導入は必要と話しています。
こちらの記事では今後の可能性を話していますが、今月末にはアフリカのスタートアップやイノベーション、投資などに関する情報を配信している企業などからの2020年の投資関連のレポートがたくさん配信される予定ですので、来週の水曜日、その次の水曜日などを活用し、それらのレポートの共有や、より投資を集めた分野などを見ていきたいと思います。
こちらもお楽しみに!
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- 「規制局とテクノロジー&イノベーションの良い関係性って?《テクノロジー・イノベーションと政策・規制の関係からみる – 其の2》【面白記事 Vol. 124(2020年9月2日配信)】」 – Link
- 「記事1:『SILVER LININGS: POST-PANDEMIC OPPORTUNITIES FOR AFRICAN SMES』 – 面白記事 v.37(投稿:2020年5月15日)」 – Link
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