皆さん、こんばんは!

今日はアフリカの地域経済や大陸全体の経済に関してのニュースをお届けする土曜日です。

水曜日の記事でもありましたように、年末にあたり、多くのレポートが発表されていますので、今日はデジタル経済のアフリカへの貢献に関しての記事をお届けします。

コロナ環境下で一番推奨されたのはデジタルソリューションを活用した様々なソリューションの活用です。それは電子決済に始まり、国によっては、食品の購入の際に活用できるサービスの紹介などもしていたりしました。

そこからもデジタルエコノミーがアフリカだけでなく、世界経済の成長に貢献していくことは容易に想像できますが、アフリカではどうなのでしょうか?

GoogleとIFCは共同で発行したレポートをお届けしていますので、お楽しみください!


GoogleとIFCのレポート、アフリカのインターネット経済が今後5年間で1800億ドルの経済効果を持つと予測!

英題:New Google-IFC report estimates Africa’s Internet economy to be $180 billion in next five years

記事リンク:https://www.independent.co.ug/new-google-ifc-report-estimates-africas-internet-economy-to-be-180-billion-in-next-five-years/

内容と背景:

コロナ下の環境ではアフリカの経済は結構大変なことになっていました。ニュースでは多くの国がコロナ対策として国際機関や国際金融機関などからローンや融資を受けるというニュースもよくみられました。また、面白記事 Vol. 76でお届けしました、世界銀行の発表しました今年の経済成長率の下方修正などもありました。

さて、今回は、GoogleとIFCが共同で発表した今後5年間のアフリカのインターネットエコノミーに関する予測を書いた記事を共有します。

記事では最初に、高質なインターネットへのアクセスやAfCFTAの好影響もあり、最大1800億ドルの経済効果をもたらすのではないかとの予測をしております。これは、大陸のGDPの5.2%を占めるようで、さらに2050年までにこの予測を広げると、7120億ドルにまでその経済効果は大きくなるとの予測に至るようです。レポートの中ではアクセンチュア社の調査も掲載されており、今年のGDP(2.544兆ドル)のうち、同分野はその4.5%にあたる、1150億ドルを占めているようで、昨年の997億ドル(GDPの3.9%)からも継続的な成長を実現していることがうかがえる結果を共有しています。

これらの成長に関わる要素としては、インターネットの質の改善、人口の増加と都市化の進み、そしてテック業界での有能な人材の成長、スタートアップ業界の成長と経済への貢献、そしてやはりAfCFTAの実現が大きいようです。

人材に目を向けると、現在アフリカには70万人のデベロッパーがいると言われていますが、この数字はどんどん大きくなることは容易に予測できます。

両団体の今回のレポートの発表の裏には、インターネットやデジタル経済の社会への影響を今一度再認識してもらうことにあるようで、その中で、今年各国政府主導のもと、推奨された電子決済や、e-コマースの活用、そしてコロナ環境下でより重要さが再認識されたe-Healthなど、「E-」関連の分野の成長やその分野への企業の参入、そして投資の流入などの影響が今回のレポートからもみて取れるようになっています。

しかしその基盤には、やはり、インターネット環境の整備は必要不可欠なので、今年発表されたFacebookやGoogleを中心としたインターネットインフラ関連のプロジェクトの成功は本当に待たれます!

とても面白いレポートになっていますので、是非読んでみてください!

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関連記事:

  1. 「世界銀行発表!サブサハラアフリカ地域のGDP成長は2.8%減少を予想(日本政府も参加!モザンビークの液化天然ガス事業【面白記事 Vol. 76(2020年7月4日配信)】)」Link
  2. 「コラム – Vol. 3:シリコンバレー発テック企業らによるアフリカ大陸でのネットインフラ構築;アフリカ諸国が彼らと協働すべき方法とは」Link

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