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皆さま、こんばんは!
昨日から2月に入りましたので、本日は先月1月の人気記事ランキングをご紹介させていただきます。
1位から5位まで、教育や農業、社会保障など多岐にわたる分野からの記事がランクインしています。
分野は違えど、どの記事もコロナウィルスの発生により解決の必要性が高まっている課題に関連した話題となっています。
ぜひご覧ください。
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1位:アフリカの教育業界×ICTに関する話題【面白記事 Vol. 59:2020年6月15日配信】
今年1月に最も多くのアクセス数を獲得したのが、アフリカの教育分野を扱ったこちらの投稿。
1記事目では、南アフリカにて大手携帯会社Vodacomと地元のウィットウォータースランド大学(WITS)が提携し、学生に対してオンライン学習ツールの提供を継続しているという話題、2記事目では2030年までに世界中の全ての学校をインターネットに接続させることを目指すGigaイニシアチブの実施において、アフリカ地域を主導する役割を担う国としてルワンダが選出されたという話題をご紹介しています。
実はこちらの投稿は昨年11月より3ヶ月連続でトップ5にランクインしています。継続して高いアクセス数を獲得している背景には、コロナ禍で人やものの移動が制限され、リモート環境下での教育へのアクセス需要が高まるなか、オンライン学習の促進など教育のデジタル化にまつわる話題に高い関心が集まっていることが挙げられます。
2位:東アフリカで再びバッタが大量発生か【Pick-Up! アフリカ Vol. 50:2020年12月1日配信】
続いて2番目に多くのアクセス数を獲得したのが、東アフリカ地域で大量発生しているサバクトビバッタを取り上げたこちらの投稿。
東アフリカ地域では昨年1月ごろから継続してサバクトビバッタが大量発生し、作物を食い荒らしていることから、食料の安全保障が深刻に脅かされています。こちらの投稿では、サバクトビバッタの大量発生による損失が、東アフリカ地域とイエメンで合計8.5億ドルに及ぶと推定している世界銀行の見積もり、またサバクトビバッタの大量発生が再発していることを受け、国連食糧農業機関(FAO)などの関係機関が追加で2,920万ドルもの支援金を確保したという話題をご紹介しています。
日本のメディア等でも取り上げられているため、ご存知の方も多い話題かもしれませんが、Pick-Up! アフリカでもこちらの投稿は昨年12月から継続してトップ5にランクインしています。特に東アフリカでは人口の約80%が農村地域に住み、生計を農業に依存しているため、作物の生育を妨げているサバクトビバッタの駆除は喫緊の課題であると考えられます。一刻も早く事態が収まることを願ってやみません。
3位:コロナ禍でのケニア難民キャンプ、メンタルヘルスケアの課題【Pick-Up! アフリカ Vol. 7 :投稿:2020年10月12日】
続いて3位にランクインしたのが、コロナ禍でのメンタルヘルスの課題に関してケニア最大のダダーブ難民キャンプの事例を取り上げているこちらの投稿。
コロナ禍での失職や人道支援の削減により、世界的に難民キャンプで生活する人々の心理的負担が増すなか、ケニア最大のダダーブ難民キャンプでは2020年9月までに住民の自殺未遂の件数が2019年の同時期と比較し、50件以上急増しているという最新の状況をご紹介しています。
引用元の記事では、24歳で自殺をしてしまった青年や産まれてから約30年間ダダーブ難民キャンプの中でしか生活したことのない女性の事例などに関しても言及されています。ぜひ関連記事と合わせてお読みください。
4位:ルワンダ大統領、グローバル社会保障基金について語る【Pick-Up! アフリカ Vol. 92:2021年1月28日配信】
続いて4位にランクインしたのが、先週木曜日に更新したこちらの最新投稿。
低所得国の社会保障を改善する目的でグローバルコミュニティにより樹立されている社会保障募金Global social protection fundに関して、ルワンダのカガメ大統領が公の場で強く支持すると発言した内容が紹介されている記事をピックアップしています。
アフリカではインフォーマルな形で雇用されている人々が総雇用者の約90%にものぼることが以前から問題視されています。そんななか、コロナ禍で最低賃金などの権利を享受することのできないインフォーマルセクターの雇用者が特に大きなダメージを受けていることから、現在その問題がさらに顕在化しています。
コロナ禍で社会保障の充実が求められ国の財政が逼迫するなか、カガメ大統領がGlobal social protection fundの支持を表明した背景には、こうしたグローバルファンドによりこれまで社会的保護の対象者として顕在化してきた人々への救済措置が可能になると、期待を示していることが挙げられます。
投稿ではアフリカのインフォーマルセクターでの課題に加え、世界的に高い評価を得ているルワンダの社会保障制度に関してもご紹介しています。ぜひご覧ください。
5位:コロナワクチン普及に向けたルワンダでの動き【Pick-Up! アフリカ Vol. 64:2020年12月18日配信】
続いて最後にランクインしたのが、ルワンダでコロナワクチンの普及や農業および医療セクターでの課題解決に向けて新たなコールドチェーン拠点が設置されたというニュースをご紹介したこちらの投稿。
記事によると、新たに立ち上がった拠点ではアフリカの社会的および経済的冷却ニーズを満たす手頃な低炭素排出コールドチェーンシステムを実証開発していき、フォードロスの削減やワクチンの低温管理などに役立てていくようです。
労働力の74%が農業セクターに従事していると見積もられているルワンダでは、依然として農産物の管理および配送システムが適切な温度管理を欠く場合が多いのが現状です。実際にルワンダで広く生産され、消費されているトマトは、腐敗生が高く貯蔵寿命が短いという特徴をもつため、冷却手段を欠く不十分な流通および供給管理により、収穫後に生産量の25%が失われているというデータも出ています。
このように、農業セクターでのフードロス削減や農作物の市場へのアクセス向上、またコロナ禍での適切なワクチン管理および供給を実現させるために、コールドチェーン網の開発は必須であると言えます。
コールドチェーン網の構築というトピックはPick-Up! アフリカでも度々取り上げており、こちらの投稿でも関連記事に過去の投稿を載せています。ぜひお読みください。
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