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こんにちは!Pick-Up! アフリカです。
今日は、タンザニア旅行の際に一番気になる治安情報をお伝えしていきます。
タンザニアに行く際に国際線の飛行機が到着するダルエスサラーム。ネットで調べると「凶悪都市」などと書いてあるものもあり、不安になった方も多いかもしれません。実際のところはどうなのか、ダルエスサラーム在住12年の筆者が解説していきます。次の記事では、多くの観光客が訪れるザンジバル島の治安についての最新情報を解説していきますので、そちらも是非ご覧下さい!
ダルエスサラームの治安
タンザニアの最大都市ダルエスサラームですが、一部のウェブサイトで、凶悪犯罪都市などの記述があります。
タンザニア警察当局の発表によると、2023年には約60万件の犯罪が報告されており、前年に比べて約3万件増えているそうです。そのうち約5万件が重大犯罪、約55万件が軽犯罪に分類され、昨年と比較すると重大犯罪が減り、軽犯罪が増えたようです。軽犯罪の起こった州の上位5位のうち1、3、4位をダルエスサラームにある州が占めており、注意が必要です。(参考記事)
しかし、アフリカの中でタンザニアは比較的治安が良いと言われており、日中歩いて移動することも可能です。親切な人が多いので、道に迷ったときなど助けてくれる人も多く、観光に適しています。
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↑こちらの最新治安ランキングの記事でも、アフリカで第7位と紹介されています。
では、より安全に滞在するために、具体的にどの場所が危ないのか、どのようなことに気を付けたほうが良いのか見ていきましょう。
国際線でタンザニアに行く場合、多くの場合ダルエスサラーム空港に到着します。(中央下部の飛行機マーク)
空港近くにもホテルやゲストハウスは存在しますが、おススメは黄色で印をつけたエリアです。このあたりは、外国人居住地区で、Wi-Fi付のお洒落なカフェやレストラン、お土産屋さんもあり、ホテルも高圧電線が設置されセキュリティーがしっかりしているところがほとんどです。とはいえ夜間の移動は極力控え、高価なものを身に着けて出歩くのはやめたほうが良いでしょう。徒歩で移動中に、バイクで近寄り持っているものをひったくられるなどの被害が日常的に出ています。
昼間でも注意が必要なのが、地図でピンクの色を付けたカリアコ(Kariakoo)と言われるエリアです。こちらは大きなマーケットになっており、特に週末は大勢の人でにぎわっています。現地の様子をよく知れる場所ですが、現地をよく知る人や信頼できるタンザニア人と訪れ、極力手ぶらで訪れることをおすすめします。財布や携帯などは、ポケットに入れ、その上から上着を羽織るなど、見えないように工夫すると安心です。実際このカリアコ地区で、先日邦人の旅行者がひったくりの被害にあっています。私も何年か前に、車の渋滞にはまった際に、サイドミラーを盗まれた経験があります。(転売目的で、サイドミラーやエンブレムが盗まれるため、写真のような感じで、ミラーに車のナンバーを掘ったり、ピンで留めたりして対策をします)
また、バスターミナル、フェリー乗り場など人が多く集まる場所では、スリやひったくりなどの被害が多いので、身の回りの物に注意を払いましょう。
ダルエスサラームを旅する上での注意5箇条
1)夜に極力出歩かない!必要な場合は、ホテルのタクシーやBoltやUberの配車アプリを利用する。(車、バジャジ、バイクから選ぶことができ、事前に大体の値段が分かるので安心です)
2)高価なものを持ち歩かない。
3)車道側に鞄を持たない。(ひったくられた際にケガする恐れあり)
4)危険エリアには、現地をよく知る人と一緒に!
5)万が一襲われても、抵抗しない。
参考:https://www.tz.emb-japan.go.jp/files/100705311.pdf
↑在タンザニア日本大使館がまとめた安全の手引きです。在留邦人向けですが、治安情報について詳しく書かれており、緊急時の連絡先も記載されています。
タンザニアの詳しい情報は、こちらでも読めます!
その他注意点
2025年10月ごろには大統領選挙が予定されており、その時期には毎回野党の大規模なデモ等が発生し、暴動・警察による威嚇射撃などが予想されます。デモ等多く人が集まる場所は危険なので、速やかにその場所から離れることをおすすめします。
タンザニアへ渡航する際は「たびレジ」への登録を忘れずに!
タンザニアに限りませんが、渡航の際はたびレジに渡航先・渡航期間を登録することを強くおすすめします。
登録することで、渡航中に最新の安全情報を受け取ることができ、また緊急時に助けてくれます。渡航中でなくても、簡易登録するだけで情報を受け取ることができますので、渡航を検討していて最近の治安が気になる方は登録をおすすめします。
おわりに
凶悪犯罪都市と言われているダルエスサラームですが、しっかり対策をしていれば日中歩いて回ることができる場所です。上記にあげた注意点に気を付けて、旅を楽しんでください!
次の記事では、人気の観光地であるザンジバル島への行き方と治安についてご紹介します。
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