こんにちは。Pick-Up!アフリカです。

ジンバブエは南アフリカに位置する内陸国で、モザンビーク、ザンビア、ボツワナ、南アフリカ共和国に隣接しています。

皆さんが、ジンバブエと聞いてイメージするのは何でしょうか。

2000年代に起きたハイパーインフレにより、100兆ジンバブエ・ドル紙幣が発行されたというのは日本でもニュースになりました。

またザンビアとの国境沿いにある世界三大瀑布の1つであるヴィクトリア滝があり、間近でみると迫力満点です。

では、ジンバブエはどんな国なのでしょうか?詳細を見ていきましょう。

<基本情報>

国名ジンバブエ共和国
首都ハラレ
面積38.6万平方キロメートル(日本よりやや大きい)
人口1,632万人(2022年:世銀)
民族ショナ族、ンデベレ族、白人
言語英語、ショナ語、ンデベレ語
宗教キリスト教、土着の伝統宗教
時差‐7時間

※これらの情報は外務省の国別基礎データから抜粋、修正を加えたものになります。

<首都>

ハラレの様子

ハラレは、ジンバブエの首都であり、また最大の都市で、金融・ビジネス・通信の中心地となっています。ショナ語で「眠らない町」を意味するそうですが、その名のとおり高層ビルが立ち並び、外資系のオフィスやショッピングモールなどがあり活気がある町です。

<国旗>

現在の国旗は、1980年の独立と共に制定されました。ジンバブエの歴史の象徴であるグレート・ジンバブエ遺跡で発見されたソープストーン彫刻の鳥が描かれており、国家の統合と栄光のシンボルとなっています。その背景にある赤い星は、社会主義者の希望を表しています。

緑は農作物、黄色は鉱物資源、赤は自由のために流された血、黒は肌の色、白地の三角は独立をもたらした平和を示しています。

<治安>

周辺国などと比べると治安は比較的良いと言われていますが、高価なものを持ち歩くことは危険なので注意が必要です。また極力夜間の移動も避けたほうが良さそうです。

<日本との関係>

日本の援助によって道路建設が行われたり、青年海外協力隊も様々な分野で活躍されたりと友好的な関係を築いています。1997年に青年海外協力隊の野球隊員の方が野球復旧活動を始められたことがきっかけで、日本の支援でジンバブエ初の本格的な野球場が建設されたりと、日本の支援がきっかけとなり、野球が徐々に身近なものになっているようです。

アフリカと野球の関係に興味がある方は、是非こちらの記事も読んでみてください。

また日本車や自動車のパーツ等も多く日本から輸入されており、日本に対して良い印象を持っている人が多いようです。

<気候>

ジンバブエは亜熱帯地域にありますが、国の大部分は1,000m以上の高原であるため年間を通して比較的過ごしやすい気候です。年間を通して日中は25~30度ありますが、朝晩は冷え込むため、上着等羽織るものがあると安心です。6月~8月(ジンバブエの冬)は特に冷え込み、最低気温が10度以下に下がるので、しっかりとした準備が必要となります。また11~4月頃は雨期になります。

<観光地>

まず有名なのはザンビアとの国境沿いに位置しているビクトリアフォールズが有名です。ハラレから行く場合は、飛行機だとビクトリアフォールズ空港まで1時間程度、長距離バスで行くと約14時間かかります。長距離バスの場合は、30ドル程で行けるようなので、予算に合わせて決めると良いと思います。最大幅はおよそ1700m、最も深い滝壺は落差108mあり、物凄い迫力があります。近くを通る際はずぶ濡れになってしまうので、撥水性が高いしっかりとした雨具の準備があると安心です。10年ほど前に訪れた際には2ドルくらいでしっかりとした素材のもの(写真参照)を貸出していました。(今も貸出をしているようですが、値段は以前と多少異なるかもしれません。)ベストシーズンは、雨期が終わったころの4月~6月頃だそうです。

ザンビアとジンバブエの国境を結ぶ橋ではバンジージャンプができたり、ザンベジ川でラフティング等のウォータースポーツができたりと、滝を見るだけでなく様々なアクティビティーがあるのでおすすめです。

貸出をしていた雨具

またワンゲ国立公園などサファリができる国立公園も多くあり、多種多様な動物や鳥に出会うことができます。

グレート・ジンバブエ遺跡と呼ばれる世界遺産にも登録されている大規模な石造建築遺跡も有名です。11~15世紀に造られた石造りの都市として大変珍しいものなので、一見の価値があります。

<交通手段>

主要な交通手段は、バス・乗合タクシー・タクシーがあり、現地ではバスやムシカシカと呼ばれる乗合タクシーが市民の足となっています。ただ交通事故も多く、また車内での盗難や強盗も発生しているため、利用は避けたほうが良さそうです。値段は上がりますが、タクシーを利用するのがおすすめです。

<言語>

観光をする上で、言葉がどれくらい通じるのかは気になるところかと思います。

ショナ語やンデベレ語も公用語となっており、他にも部族語が存在しますが、子どもからお年寄りまでほとんどの人に英語が通じるので、とても安心です。買い物や道を聞いたりなど簡単な英語が通じないと苦労することはないと思います。

英語が通じる背景としては、イギリスの植民地であったこと、また独立後も学校でしっかりと英語教育が行われていることが大きいようです。

<通貨>

現在は2024年4月に導入されたジンバブエ・ゴールド(ZiG)の紙幣とコインを使用しているそうです。しかし、未だに新通貨は手に入れるのが難しい場合もあり、現在でも米ドル紙幣を好んで使っている人のほうが多いようです。そのため日本からも米ドル紙幣を持っていくことをおすすめします。その際100ドル札だけでなく、1ドル札等の少額紙幣を準備しておくとおつりに困ることがなく便利です。また1ドル以下のコインがないため、お釣りは飴などで渡されることがあるそうです。

<ライフライン>

ジンバブエの電力源は水力発電と火力発電ですが、乾期の終わり頃(12~1月)は特に停電が頻発します。それ以外の時期でも計画停電が朝6時~夜9時まで行われていることがあり、自宅にソーラーパネルを設置しソーラー発電に頼っている家庭も多いです。同様に、乾期には断水も発生します。また水道水を飲料用に使用することは控えたほうがよいです。現地の人も、市が提供している井戸水を飲むか飲料水を購入しているそうです。(飲料水は500mlが0.35~0.5USDで販売されているとのことです)

<通信環境>

ネット環境は、日や場所によって差がありますが、速度が遅かったり、まったく繋がらないこともあるので、ホテルの予約ページなどはスクリーンショットなどを撮っておくことをおすすめします。

<おわりに>

いかがでしたでしょうか?

今回はジンバブエについて紹介しました。

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