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題:ルワンダ、パートナーらと共にキガリにテックハブを建設
英題:Rwanda, Partners Building Africa’s Tech Hub In Kigali
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こんにちは!Pick-Up!アフリカをご覧いただきありがとうございます。
本日は、ルワンダのテックハブに関する記事をピックアップしました。今年完成したヘルステックハブを中心にご紹介していきます。
内容と背景:
アフリカ、ルワンダにおけるテックハブの現状
テックハブとは、特定のビジネスに特化した企業や投資家が集まる産業拠点のことを指します。多くの場合共同作業スペースやインキュベーション施設などを備えており、技術協力や情報共有、投資やメンタリングが活発に行われるためにイノベーションにつながる新たな試みが生まれやすいと考えられています(参考記事)。
アフリカではこうした期待からテックハブが増加傾向にあります。実際にこちらの記事では、アフリカ全体でのテックハブ数が2015年の117拠点から2019年には618拠点と、4倍ほど増加したことが示されています。
その中でも、アフリカのイノベーションの中心地を目指すルワンダはこうしたテックハブを建設する試みを近年活発に行っています。今回の記事では、その中でもNorrsken Foundationというスウェーデンの投資ファンドによるテックハブ建設の試みについて紹介されています。首都キガリに建設されるこのハブは今後農業、教育、メディア、ヘルスといった分野のアフリカの1000以上のスタートアップビジネスをルワンダに誘致することを目指しています。
ルワンダのヘルステックハブ
このハブはまだまだ建設途中ですが、他の分野に先んじて2022年1月に完成された医療テクノロジー分野のハブ(ヘルステックハブ)において、すでに一定の成果が得られたことが記事では紹介されています。
具体的には、Norrsken Foundationが昨年開催したコンペティションを通してアフリカの30の優秀なヘルステックスタートアップをキガリに誘致することに成功し、メンタリング、専門家によるサポート、投資家とのコネクションの提供を通してヘルスケア分野でのイノベーションを促進してきたとこちらの記事で紹介されています。
さらに、今では260の起業家がこのハブ内で活動しており、ハブ内の企業らに対してベンチャーキャピタルからすでに80億ドルの資金を調達することに成功したと今回の記事では紹介されています。
またこのように注目を集める中、先週このヘルステックハブにおいてアフリカで初めてのヘルステックサミットが開催されたことが今回の記事では紹介されています。アフリカのヘルスセクターにおいて活躍している起業家、投資家を一堂に介したことで、このハブのリーダーシップを誇示することに成功しました。(参考記事)。
以前のこちらの記事(コロナ禍で進む!アフリカのヘルスイノベーション分野)でも述べたように、コロナ禍を経てヘルステック産業は活性化しており、実際に2021年にはアフリカのヘルステックスタートアップへの投資が前年比で81%増加したと言われています(参考記事)。こうした中、このようにしてアフリカ全体でも存在感を強めているルワンダのヘルステックハブは、今後も多くの投資を集めて拡大していくのではないかと考えられます。
また、ICTソリューションによるリモート診断により画像診断の効率化を目指すInsightivなどこのハブには有望な企業が存在しているので(参考記事)、今後は個々のスタートアップの活動にも期待ができます。
今後は農業、教育、環境、メディアといった分野のハブも形成される予定ですが、ヘルステックハブの成功を踏まえるとこれらも注目すべきではないかと思います。今後の動きもPIck-Up!アフリカで追っていこうと思います。
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参考記事:
1.アフリカ イノベーションで未来を変える-Link
2.What tech hubs have achieved in Africa in the last decade-Link
3.https://qz.com/africa/2102189/what-tech-hubs-have-achieved-in-africa-in-the-last-decade-Link
4.Rwanda To Host First-ever HealthTech Summit In Africa-Link
5.コロナ禍で進む!アフリカのヘルスイノベーション分野【Pick-Up! アフリカ Vol. 40 (投稿:2020年11月19日)】-Link
6.Rwandan scientist wants to use AI to deepen radiology services-Link
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