4日目(5月10日木曜日)
この日は比較的ゆっくりと進むはずの日。しかし蓋を開けてみれば、やはり結構忙しい。
9時集合で始まったこの日は、企業回りやルワンダの企業をホテル会議室に招いてのビジネスマッチングを行った。
1社目の訪問は、WiredIn社。ここではアラン社長から会社の取り組みやこれから新しく始めようとしている事業の説明を受け、また、その日出社していたエンジニアたちがプログラミングをする姿を見学したり交流したりした。
[上段左 – WiredIn社入り口前にあるロールアップ(右)、右 – 日本にも留学経験がある優秀なWiredIn社のエンジニアの仕事を観察する参加者たち。下段 – Alan氏から会社説明やこれからの取り組みなどのプレゼンを聞く参加者たち]
その後、Kigali Genocide Memorial(キガリ虐殺記念館)を訪問した。
ここでは、1994年にルワンダで起こった虐殺の歴史を次の世代に語り継ぐために、虐殺が起こるまでの流れであったり、その虐殺時の写真などが展示されており、また、被害者が彼らの経験を語ってシェアする機会も体験したりした。
[上段左 – ジェノサイドメモリアルへの入り口、右 – ジェノサイドメモリアルの建物を外から一枚、下段 – 壁に立てかけてある様々な説明プレートを読む来館者たち]
日本人の方が経営する「アジアンキッチン」にて昼食を楽しむ。結構
人気の店なので、混んでいました。それぞれ到着した順に席を見つけて着席、注文。
ここのお店はタイ料理を中心としたメニューを出しているため、キガリでは結構少ない種類のレストラン。
ルワンダでは値段は少し高めか?
それでも日本円にすると800円相当の価値?と考えると意外と普通。というか安いかも?
($1=約870RwF[ルワンダフラン]、物価は日本の物価の8分の1くらいという計算。)
その後はマッチングセッション。
合計4社がホテルで準備してもらった会議室を訪れ、彼らの会社の取り組みなどを皆に共有して交流した。
トップバッターは、日本にも留学していて、昨年ルワンダに戻ってから自分の会社を設立したジョバンニさん。
その後はこのような順番で交流は行われ、5時くらいに終了し、YegoMotoとkLabとFabLabを訪問して交流した。
途中、今回のツアー参加者2名は一足先に日本へ。
[ルワンダ企業とのマッチングの様子]
YegoMotoの取り組みはみなさんの心を鷲掴み!とても有意義な時間を過ごし、kLabとFabLabではルワンダでのスタートアップ関連、そしてイノベーションの現場を見ることができた。この後者の二つの施設は多くの起業家、アントレプレナーやスタートアップを輩出しており、ルワンダのイノベーションの中心といっても過言ではない。
[YegoMotoオフィスにて]
ルワンダ政府、ICT商工会議所、JICAを中心とした様々なスポンサーからのサポートをえて、kLabは2011年に、FabLabは2016年に設立した。
この日もコーディングをしていたり、イノベーション関連のことで議論していたり、休憩中なのかテーブルサッカーをして遊んでいる若者たちがおり、施設のことを説明してもらったり、一緒にテーブルサッカーなどをしたりして楽しんだ。
[上段左 – kLabとFabLabへの訪問にて説明を受ける。右 – kLabに通うエンジニアたちとテーブルサッカーをして楽しんでいる様子。下段 – FabLabの看板の前で一枚]
見学にも関わらずちょっとした息抜きでもあった。
kLabのベランダから見える眺めをここで一つ。
その後は皆で夕食を食べこの日は終わり。