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みなさまこんばんは、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、今巷で話題になっているコロナウイルスへの万能薬として名が挙がっているマダガスカルの伝統的な薬草飲料についての記事をご紹介します。
この記事では、この薬草飲料を輸入しているアフリカ諸国にフォーカスを当て、その国々に共通する背景を中心に書かれた興味深い内容となっています。
動画も合わせてぜひ、ご覧ください!
記事:『Africa’s Weakest Health Systems Bet On Madagascar’s “Miracle” Cure』
記事リンク:
本日は、マダガスカルが発明した新型コロナウイルスの治療薬のCovid-Organics(CVO)と呼ばれる有機ハーブ飲料について書かれた記事についてご紹介します。
マダガスカルの大統領は、この有機ハーブ飲料であるCOVID Organics(CVO)を飲むことで、ウイルスを予防または治療ができると述べています。しかし、世界保健機構(WHO)は、この治療法についてまだ承認はしておらず、臨床試験をすることを求めています。
このArtemesia Annua(日本名:クソニンジン)という学名で知られる中国産の植物は、マラリア治療のために1970年代にマダガスカルに最初に輸入されたことが始まりのようです。この植物は、中国医学では解熱などを目的に古くから用いられていた植物であるそうです。link
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WHOは、承認が下りていない治療薬に対しての使用しないように警告をしていますが、このCVOと呼ばれる治療薬は、アフリカの国々でどんどん輸入され始めているようです。
主に、赤道ギニア、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、リベリア、コモロ、ギニアビサウなどの14のアフリカ諸国にこのCVOが輸出されているようです。
この記事では、どういった国でこの効能が保障されていない治療薬が輸入されているのか、ということについて興味深い視点で捉えています。
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この記事によると、この治療薬に飛びついている国にはいくつかの共通するバックグラウンドがあるということを述べています。その共通するバックグラウンドとは主に、WHOのヘルスシステムパフォーマンスのスコアが著しく低いことや、政治的不安定性、無政府状態、貧困、貧弱なインフラストラクチャ様々な要因により、平均寿命が低く、医療センターでの人員・設備が不十分な国であるということです。
また他のアフリカの国々にも共通する、集中治療室などの緊急医療施設などの確保や設備を整えることが難しくなっているという課題です。今回のコロナ への対策で先頭に立っているWHOでも、そしてアフリカの中で最先端のシステムを持つ国として知られる南アフリカでもこの課題が存在して、対策が追いついていないことから、上述した医療システムが不安定な国々でも同様、あるいはそれ以上に大変な状態であるということがご理解いただけるかと思います。
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このような医療システムの脆弱さなどに共通背景を持つ国が、主にこの未認可の治療薬を強く求めているということです。それらの国々にとっては、臨床試験の結果を待ってからWHOの承認がおりるまで、使用を待っている時間がない。ということが正直なところなのではないでしょうか。
この新型コロナウイルスへの対策として、確かな安全性よりスピード感が優先されてしまうのは言うまでもなく、少しでも早く認可された治療薬が発明されることを願うばかりです。
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