目次
皆様、こんばんは!
今日はスタートアップ系で、この分野への投資に関しての記事を共有します。
たまたま(?多分どちらにせよ読んでいたと思いますが、この日に合わせるかのように)目に入った記事をご紹介します。
一つ目は、ケニアでのスタートアップ投資を例にとり、投資を受けているスタートアップのバックグラウンドに少し視点を当てている記事と、こちらの記事でも何度か登場している日本のVC企業のアフリカのスタートアップへの投資に関する記事です。
アフリカのスタートアップなどを含み事業への資金投資を検討している方にとって少し状況を知るものになるのではないかと思います。
お楽しみください!
明日もお楽しみに!
ケニアのスタートアップシーンを包む「移住者へのバイアス」と「ローカル創立者のへの無関心」を検証!
英題:『Exposing The Expat Bias & Local Founder Apathy Engulfing Kenya’s Startup Scene』
記事リンク:https://weetracker.com/2020/07/13/expat-bias-kenya-startup-scene/
内容と背景:
スタートアップへの投資といってもいろいろ形もあれば、それを受け取る人たちも違ったバックグラウンドを持っているものです。今回の記事では、アフリカのスタートアップシーンをリードしている、ナイジェリア、ケニア、南アフリカでは投資を受け取っている企業の創立者の出身に違いがみられるとしており、その中で、ケニアでの状況について言及しています。
いくつかこの記事で書かれているファクトとして、ケニアではケニア出身の人が創立者であるスタートアップよりも、ケニアに移住してきた人が創立者として立ち上げたスタートアップの方が多くの投資を受けているとしています。そしてその割合も、昨年ケニアでは4億2890万ドルのスタートアップへの投資があり、そのうち87.9%にあたる3億7670万ドルは後者のケニア移住をした人が創立したスタータップに対する投資だったようです。全体としての4億2890万ドルは63のスタートアップであげた投資金額らしく、その63のスタートアップの41.2%がケニア移住をした人たちが立ち上げたスタートアップのようです。さらにその一年前は母数こそ違えど、投資を受けたスタートアップのうち半数を超える52.2%だったようです。
この事実から、この記事ではその要因に関してはスタートアップに投資をするという時点で大きなリスクを投資家が負っているということから、より投資の成功の確率を高めるという意味でも同胞や、スタートアップが活動している分野や民間部門での実務経験、過去に何かを立ち上げた経験などを重視しているのではないかとし、そのような経験や条件を満たす地元の人が少ないことがより地元の創立者が投資を受け取る割合が低いのではないかとしています。
どうやらこの傾向は2017年にもみられているようで、さらにケニアだけでなく、東アフリカ地域でもこの要素が強かったようです。
こちらの割合や、要因などの変化など来年、あるいはその後の年月でどう変わっていくのか楽しみなところです。アフリカがアフリカ生まれの人のためだけでなく、様々な人たちにとって機会を見出せる場所となっていることを嬉しく思う反面、地元出身の起業家にもさらにスポットライトがあたり、より良い機会のばとなるといいですね!
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関連記事:
- 「An insight into how Ingressive Capital invests in African startups」 – Link
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アフリカのスタートアップへの投資を加速化させる日本の投資会社たち
英題:『Japanese venture capital firms are stepping up their investments in African startups』
内容と背景:
続きましては、日本のアフリカのスタートアップへの投資に関して書いている記事をご紹介します。
記事ではアフリカへの投資の投資元が多様化しており、シリコンバレーやヨーロッパの企業中心だったのが、次第に中国系が台頭し、そして現在は日本からの投資も活発化しているとしています。特にこの2年間で53のアフリカのスタートアップに投資したKeppleや、Toyota、ヤマハ、サムライ・インキュベートなどのアフリカでの取り組みを例にあげています。
日本→アフリカで何が起きているか、日本からの投資の傾向、欧米や中国からの投資目的と比べた場合の日本の投資の先にあるものの違いなどにも言及しており、現状に関する情報がよく掴める記事です。是非読んでみてください。
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