★目次★
こんにちは!Pick-Up!アフリカです。
以前、アフリカ全土で親しまれる主食のウガリについてご紹介した記事が人気になっているので(ご覧いただいた方、ありがとうございます!)、今回はウガリとの相性が抜群な食材について、アフリカ経験豊富なPick-Up!アフリカスタッフが語り合いました。作り方も併せてご紹介していますので、ぜひご覧ください!
①豆系


私はウガリと豆を一緒に食べるのが好きです。昔、お金があまりない時期に安い豆ばかりを食べていたので、今食べてもその時を思い出して切なくなりますが…。
キドニービーンズ(スワヒリ語でmaharage)を、下の写真のように煮込んで食べていました。

調理方法は、
①まずは豆を茹でる(茹で時間は豆の固さで変わるが大体30分〜1時間程度)
②玉ねぎ、トマト、にんじん、ピーマン、ガーリックなどを炒める。
③豆が茹であがったら、②と一緒にして、数分かきまわしながら火にかける。

私も同じ種類の豆をたまに食べていました。ルワンダ人がよく作る、レッドキドニーを塩ベースで煮たソースは淡白すぎて好んで食べなかったのですが、南スーダンのザンデ族が作るソースは美味しくて大好きでした。
コンソメやRoycoなどの調味料をしっかり使い、だしがしっかり効いていたので、日本人にウケる味だったのかなと思います。

↑キャッサバの粉でできたウガリとも相性は良いですが、個人的には酸味のないメイズ(とうもろこし)の粉でできたウガリ(カウンガなどと呼ばれる)と相性抜群でした。

僕は、ボツワナでシマ(とうもろこしの粉でできたウガリ / カウンガ)を食べたとき、トマトベースで白インゲンのような豆と牛肉の肩ブロックを一緒に煮込んで食べたら、ボルシチのような味になって美味しかったです。

②肉


私はウガリをお肉と一緒に食べることが多かったです。例えば、南部アフリカのレソトで食べた牛肉のシチューは、甘めの味付けで美味しかったです。

また、私が留学していた南アフリカ共和国では、ソーセージや焼いた肉(牛、ラム、豚肉など)をウガリと一緒に食べるのが定番で、とても美味しいです。


南アフリカ共和国の料理である、チャカラカ(Chakalaka、野菜をピリ辛にトマトベースで炒めたもの)という料理もウガリと一緒に食べることができ、とても美味しいです。

僕も、豆のところで話したボルシチ風の煮込み物には牛肉が入っていて、美味しかったです。

私は、牛肉とピーナッツペーストを煮込んで作ったスープをウガリと一緒に食べたことがあって、そのおいしさに感動した記憶があります。
これも南スーダン人の友人が作ってくれたのですが(笑)、南スーダンやウガンダではピーナッツがとても沢山取れるので、街中にペーストが売られています。


③オクラ


私は、マラウイのケープマクレア(マラウイ湖の近く)のローカルレストランで食べた、オクラと魚を煮て作ったソースが一番美味しかったです。
オクラは重曹を入れているのですごくネバネバしていて、味は塩ベースでした。


私もオクラとウガリの組み合わせ、大好きです。実はオクラってアフリカが原産なんですよね。南スーダン人がよく作っていたのが、オクラと牛肉のソースでした。
最初はネバネバしたソースに抵抗があったのですが、美味しくてどハマりして、何度も作ってもらいました。味付けはトマトペースで、サラサラのビーフシチューをオクラでネバネバさせた感じです。

④魚


上で話していた、オクラの塩ベースのソースに魚が入っていて、これがとても美味しかったです。魚はウシパ(小魚)やチャンボ(マラウイ湖で獲れる白身魚で、脂身が多め)などの淡水魚を使っていました。



私の息子は、ダガー(Dagaa)と呼ばれる小魚をトマトで味付けして食べるのが好きです。
※Dagaa(スワヒリ語)とは東アフリカのヴィクトリア湖で獲れるイワシのことで、英語でsilver cyprinid(シルバー・サイプリンイド)と呼ばれているそうです。


⑤葉もの系


私は普段、葉物を調理してウガリと一緒に食べることが多いです。
よく食べるのは、マテンベレ(Matembele)と現地語で呼ばれている、さつまいもの葉です。下の写真のように、トマト、玉ねぎ、ジャガイモと一緒に調理します。タンザニアのバガモヨという地で採れる塩のみを使い、シンプルな味付けにしています。



おわりに
アフリカ全土で主食として親しまれるウガリは、地域や国によって付け合わせのバラエティが違う面白さがあり、一概にアフリカ料理として一括りにはできない、奥深さを知ることができました。
経済発展が進んでいる南アフリカでは、やはりお肉を贅沢に食べることが多そうです。
また、アフリカは日本と比べると貿易品を非常に安価に入手することが難しい場合もあるので、地産の淡水魚や葉物、豆などを多く消費する傾向がありそうです。
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