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こんにちは!Pick-Up! アフリカです。
今回のブログでは2024年9月から1年間アフリカのルワンダに留学に行くHiroが黄熱病ワクチンを接種してきた体験談をお話しします。
黄熱病とワクチンについて
黄熱病は蚊によって媒介される疾患で、現在もアフリカや南米で流行が確認されています。
症状は発熱や頭痛に加えて、進行後は肝臓の能力低下によって全身の皮膚が黄色化します。致死率は30%とされ、有効な治療法もないため特に注意が必要な疫病です。
WHOによると、2023年度はブルキナファソ、カメルーン、中央アフリカ共和国、チャド、コンゴ共和国、コートジボワール、コンゴ民主共和国、ギニア、ニジェール、ナイジェリア、南スーダン、トーゴ、ウガンダのアフリカ計13カ国で感染が確認されています。年間の感染者数は各国で数人から数十人となっているようです。
国によっては黄熱病ワクチン接種が入国条件になっており、イエローカードという接種証明書が必要になるため、アフリカや南米地域を旅する方は要チェックです。私が渡航するルワンダは日本からの入国時にイエローカードが求められることはありませんが、ルワンダからアフリカ他国に旅行する際に必要となるため接種しました。
赤色:リスク国 黄色:部分的リスク国 WIKIMEDIA COMMONS参照
黄熱病のワクチンは他の予防接種ワクチンとは異なって国が在庫を管理しており、指定された検疫所や病院でのみ接種を受けることができます。
東京で接種可能な場所は、東京検疫所・東京医科大学病院渡航者医療センター・国立国際医療研究センター・公益財団法人日本検疫衛生協会東京診療所の4ヶ所です。(それぞれ接種可能日や予約方法が異なるため、詳しくはこちらの厚生労働省のページをチェック)
私は渡航日の1ヶ月前に予約を取ったのですが、どの病院もかなり予約が一杯で焦ったので余裕を持って接種することをお勧めします。
いざ接種
今回私は国立国際医療研究センターで接種を受けてきました。
東西線早稲田駅から徒歩約20分、結構遠い
入り口を左手に進んだところにあるトラベルクリニックで受付をします。
黄熱病のワクチンは生ワクチンと呼ばれ、病原菌を生きたまま弱毒化させて体内に注入するという手法が取られています。インフルエンザワクチンのような一般的なワクチンと異なり、副作用も重くなってしまうリスクがあるため、カウンセリングも入念に行われました。
14:00に来院してワクチンを打てたのが15:00でした。
接種時の感想としては、針を刺される時の痛みはほぼなかったですが、ワクチンを注入している時の痛みは大きく、注入時間も長く感じました。打った直後は接種場所にジンジンとした痛みを感じましたが、3分ほどで収まりました。
その後、アナキラフィシーショック対応のための待機や会計などがあり、完全に終了したのは16:20で所要時間は2時間20分でした。国立国際医療研究センター病院は救命救急センターや国際感染症センター、糖尿病総合診療センター、エイズ治療・研究開発センター、国際リンパ浮腫センターなどを抱える大規模な病院であるため、会計の待ち時間がかなり長かったです。時間に余裕を持って来ることをお勧めします。
無事にイエローカードゲット!
抗体ができるのは接種の10日後のため、有効期間は2024年9月9日からとなっています。渡航日ギリギリに打つと間に合わない危険性ありです!
費用
費用はワクチン代が¥17,930、相談料が¥2,880で合計¥20,810でした。
高いですね泣
他の接種可能場所の料金も¥20,000前後となっているようです。アフリカ現地で接種すると数千円で済むようですが、衛生面や医療機関のサポートなどを考慮すれば国内での接種をお勧めしたいです。
支払いは自動支払い機にて、クレジットカードで支払うことができました。検疫所で接種すると現金で収入印紙を購入する必要があるため注意が必要です。
副作用
黄熱病ワクチンの副作用は通常と異なり、少し遅れて3日後くらいに現れることが多いようです。
私が感じた副作用としては、微熱、倦怠感、眠気と下痢症状です。腕の痛みは思ったよりなく、翌々日からフットサルに参加できたりなど日常生活に影響はありませんでした。(打った次の日に筋トレをした際は、腕の痛みを感じました。上半身のトレーニングはお勧めしません。)
腕の痛みは3日ほどで完全に消え、他の体調不良は1週間ほどで落ち着きました。やはり、一般のワクチンに比べ副作用が遅く長く発生するようです。
私は幸運にも軽い副作用ですみましたが、30万人に数人程度の確率で重度の副作用が発生するようです。特に接種直後の運動は危険で、私の知り合いは接種後にバスケットボールをしたことで高熱を出してしまいました。
しっかりお医者さんの指示を聞くようにしましょう。
終わりに
いかがだったでしょうか?アフリカや南米などの途上国地域を楽しむにはワクチン接種の準備が必須。
参考になれば嬉しいです!
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