こんにちは!南アフリカに1年間留学している者です。

今回は、南アフリカまでのフライトやビザといったところから、国内での移動方法までをご紹介したいと思います。南アフリカの治安や言語、民族など基本情報はPart.1でご紹介しているので、そちらも併せてお楽しみください!

フライト

エミレーツ航空、カタール航空、エチオピア航空などで来る方が多いと思います。エミレーツ航空が一番高く、エチオピア航空が一番安いです。ただし、エチオピア航空は問題もしばしばあるようで…私が利用したときは搭乗口が変わったり、2時間ほどフライトが遅延したりしたものの、無事到着できました。同じく社内にもエチオピア航空都合のフライト変更で被害に遭った者がいるので、よく考えて選ぶことをおすすめします。

行きは合計で23時間ほどかかったと記憶しています。南アフリカと日本は時差が7時間あり、日本の方が進んでいます。そのため、日本時間の21時頃に日本を出発し、日付が変わって現地時間の15時頃にヨハネスブルグに到着しました。トランジットは韓国のソウルと、エチオピアのアジスアベバの2回で、それぞれ1時間半程しか時間がなかったと思います。(アジスアベバでかなり遅延しましたが…笑)時間は短かったものの、特に問題もなくスムーズに乗り継ぎできました。

ビザ(学生ビザ)

私は留学のため、一年間分の学生ビザをとりました。が、本当に大変でした。今までの留学期間を含めてもビザの申請が間違いなく一番大変でした。とにかく資料を集めるのが大変で、多くの公共機関は平日の昼間にしかやっていないので、資料を取りに色んなところを周るために、かなり前もって準備が必要です。私は2か月半ほど前から準備を始めましたが、かなりギリギリだったので、3ヵ月以上前から準備することをお勧めします。また、申請してから受け取りができるまで15日ほどかかったので、渡航日から逆算して早めに申請するといいと思います。

詳しいビザの申請方法はこちらの記事で紹介しています。

国内の交通情報

基本歩いて移動することはあまりありません。また、日本人が安心して使えるような電車・バスといった公共交通機関も少ないです。そのため、車を持っている人は、持っていない人はUberで移動することがほとんどです。タクシーもありますが、使ったことはありません。

Uber

一番安全でポピュラーな移動方法となります。UberはあのUber Eatsのタクシー版で、出発点と目的地を入力すると値段が表示され、ドライバーを呼ぶことができます。乗る前に値段が決められているので交渉しなくていいのと、飲酒運転など何か運転手に問題があればUberに報告することもできるため、かなり安全な移動方法だと言えます。私は日本では歩くような短距離でも、大学以外は基本Uberを使って移動していました。

また、日本のタクシーよりも安価で利用可能です。昼間3kmの距離を移動しようとすると

料金
南アフリカ(Uber)35ランド(約280円)
日本(東京のタクシー)1,130円(初乗り410円+距離加算料金720円)
引用:https://wagon-hire.com/column01/taxi-price/

夕方になると利用者が増えるため、値段が高騰したり、長くUberを利用していると~30%の割引があったりと値段は変動しますが、日本のタクシーと比べて明らかに安いことがわかると思います。

長期滞在になる場合、Uberだと何かと不便だったり、コストがかさんだりするため、自家用車を買う人もいるでしょう。南アフリカでも、トヨタやスズキなど日本の車がとても人気です。また、右ハンドル左側通行なため、日本で運転していた人でも運転しやすいでしょう。私は学生で一年間だけのため、車を買うことは検討しませんでしたが、数年にわたって滞在される方のほとんどは車を持っていました。

しかし、南アフリカは警察がうまく機能していないため、偽警察によってカージャックが起きたり、不正に罰金を要求されたりすることもあるようです。私は現地に住んでいる中国人の子と車で遊びに行ったときに、交差点で勝手にフロントガラスを洗われ、お金を払わないといけなくなったことがあります。

もちろんそういったことは常に起きるようなことではありませんが、車の中にいても顔が全く違うアジア人は被害に遭いやすいと言えるでしょう。車であれば絶対安全というわけでもないため、注意が必要です。

短距離バス

基本的にはお金持ちの現地の人々は車を持っているため、バスには乗りません。また、バスのなかでは一番ポピュラーな移動手段である乗り合いバスは、貧困層にもお財布に優しいバスであるため、様々な人が乗ることから危険性が高くなっているのではないかと考えられます。

乗り合いバスは、人が歩いているところをクラクションを鳴らしながら通過していくバスで、乗る際にはタクシーのように止めるか、乗り合いバス乗り場にて乗せてもらいます。

乗り合いバス以外にもバスはあり、特に治安がそこまで悪くないケープタウンなどではMyCitiというバスを利用する人もいるようです。MyCitiは日本の電車のように、専用のカードで改札に入る必要があり、貧困層はカードを買うことができず所持していないため、安全性が保たれているとのことです。

観光バス

ヨハネスブルグとケープタウンには世界各国の観光地にある二階建てのバス、通称赤バス(ホップオン・ホップオフバス/City sightseeing bus)があります。これを使うと、市内の主要な観光地に行くことができる他、ツアーもあり、観光客にとって魅力的な場所へ安全に行くことができます。なんと、二階建てのバスには日本語のツアーもついています。

長距離バス

長距離の移動には乗り合いバスも利用できますが、その他長距離バスも存在しています。私の知り合いはIntercapeを利用したと話していました。また、国内であれば飛行機もそこまで高額ではないので、検討してみてはいかがでしょうか。

電車

日本のような優れた電車網は存在しません。私が聞いたことがあるのは、Gautrain(ハウトレイン)とブルートレインの二つです。

Gautrainは、ヨハネスブルグとプレトリアをつなぐ電車です。料金が高いため貧困層が使うことができないことや警備がしっかりとしていることから、日本人でも安全に利用することができます。この電車は2010年のワールドカップを期に開通されたもので、空港にも繋がっています。そのため、ヨハネスブルグ到着後に利用することができます。ただ、10駅ほどしかなく、日本のように色んな所に止まるわけではないため、注意が必要です。

ブルートレインは豪華列車のことです。プレトリアからケープタウンを二泊三日で行く、ギネスブックにも世界一の豪華列車と掲載されている列車だそうです。いつか乗ってみたいものです…

追記:

プレトリア市内やヨハネスブルグ市内を走るローカル電車があるようです。しかし、治安がいいとは言えず、特にヨハネスブルグの電車はかなり危険と現地の人がおっしゃっていました。どちらも使わないことをおすすめします。

タクシー

Gautrainの駅前などにはタクシーがありますが、道で流れていることはありません。Uberと違い、値段や行先を乗る前に知ることができない可能性があるため、私は利用したことはありません。

まとめ

いかがでしたか?南アフリカまでのフライトと南アフリカ国内での移動方法をご紹介しました。参考になりましたら幸いです。

また、Pick-Up!アフリカのX(旧Twitter)では南アフリカ現地の生活を写真付きで紹介しています。気になる方は是非チェックしてみてください。

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