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こんにちは!Pick-Up!アフリカです。
ついにWBC開幕!!心待ちにしていた人も多いのではないでしょうか。
日本の強い選手が世界相手に戦っているのを見て何か心撃たれるものがあります。
あまりイメージはないかもしれませんが、実はアフリカでも野球はプレーされているんです!今回は、アフリカでの野球事情についてご覧ください!
南アフリカとWBC、アフリカの野球は南アフリカから!?
今回のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)参加国にアフリカの国はいないように思えますが、実は南アフリカは予選に参加していました!残念ながら、予選敗退となってしまいましたが、第1回・第2回には南アフリカも参加していたとのことです。南アフリカは、第2回WBCで勝利をあげられなかったことから、第3回以降予選降格となりその後本線には進んでいないようです。
WBCへの出場経験があるほどアフリカの中でも南アフリカは野球が普及している国と言えます。そもそもアフリカに野球が取り入れられたのは、19世紀末にアメリカ人が南アフリカに移住した際にプレーしたことがきっかけではないかと考えられています。以降、第二次世界大戦などを経ても今もなおプレーされ続けているとのことです。
現在では、南アフリカの野球選手ギフト・ンゴエペがアフリカ初のメジャーリーガーとして活躍しています。
南アフリカ以外にも野球をする国はたくさん!
じゃあ、アフリカで野球をするのは南アフリカだけなのか!といわれたらそんなはずはありません。ここでは、南アフリカ以外で野球をするさまざまなアフリカの国をご紹介します。
ナイジェリアでは、1960年にアメリカの平和部隊から野球が伝えられたとされており、内戦などで一時停滞することはあれど、1989年に Nigeria Baseball and Softball Association (NBSA)がつくられたこともあり、野球及びソフトボールは行われ続けいるそうです。
また、ウガンダはWBSC(世界野球ソフトボール連盟)で行われる、U-18ワールドカップ・U-12ワールドカップの出場国として選ばれています。世界ランキング41位に位置するウガンダは、アフリカ予選を無敗で通過し、U-12ワールドカップへの出場権を獲得したとのことです。
アフリカで野球は難しい?日本からの協力が鍵となるか
しかし、アフリカのどの国でも野球はメジャースポーツにはなっていないようです。というのも、アフリカには野球場もなければ、グローブなどを売っている野球用品店がほとんどないのが現状です。
そんな中で、野球を続け、広めていくためには他国からの支援が必要となります。日本はアフリカの野球を普及するために多くの支援を行ってきました。
例えば、Japan-Africa Baseball & Softball Foundation (J-ABS)は、
1.アフリカの人材育成と平和や繁栄に貢献する
2.アフリカに野球を広める
3.日本とアフリカとつなぐ
という目的を持つ、世界野球・ソフトボール連盟 (WBSC) の一部の機関のことだそうです。特に日本式の野球をアフリカ全体に広めることで、規律・尊敬・正義を学ばせ、生活力があり、より繁栄したアフリカにつなげようとしているとのことです。さらに、アフリカ 55 甲子園プロジェクトでは、アフリカ55カ国すべてで野球ができるよう整備を整えることを目指しているそうです。
実際、カメルーンで野球を広めようとしているArsel Giowouは,、17歳の時に Harmony Baseball Academyを設立し、そこで、野球の技術を伝えるだけでなく、いい大人になるための教育を行っているということです。Giowouは11歳の頃に世界子供野球大会(World Baseball Children’s Fair)でプレーするために福井を訪れた際に人としての成長が必要だと学んだ、とのことです。それ以降、学んだことを母国で生かそうと活動しているとのことです。
またこちらの記事によりますと、JICAの職員であるトモノリさんがアフリカで野球を広めるために、自費を払って活動していたことが書かれています。その活動の範囲は、ガーナの野球チームのマネージャーを務めたり、タンザニアやガーナでの国内大会を実施したり、ガーナの学校で野球チームを結成したりと多岐に及ぶとのことです。トモノリさんは、野球を通じて、アフリカの人々に時間や規律を守るよう指導できると共に、平和をもたらす力があると感じたと述べています。これは、南スーダンで野球協会を設立する際に、対立のあった民族同士の長が握手をかわしたという経験を受けて語られています。
まとめ
アフリカでは、野球は日本ほどメジャーなスポーツとは言い難いですが、楽しんでいる人がいることは確かです。しかし、野球場がなかったり、野球用品が足りていなかったりと日本と全く異なる状況下を強いられています。今後、アフリカに野球を広めていくためには野球大国日本の力が不可欠となるでしょう。がんばれ日本!がんばれアフリカの野球選手達!
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