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皆さん、おはようございます!
昨日、水曜日投稿予定でした記事を朝ではございますがお届けします。
ここ最近、スタートアップ企業やイノベーションを取り巻く環境をみてまいりましたが、その流れで、今回は少し前にもご紹介しましたAfriLabsの取り組みをお届けします。
アフリカのイノベーションハブやテックハブのネットワークの構築を通してスタートアップの成長をサポートしようとしている中で、彼らが今回行った補助金によるサポートに関するニュースです。
どうぞお楽しみください。
AfriLabs、25万ユーロ以上の補助金をアフリカの20のイノベーションハブに提供し、インサイトレポートも同時に発行する。
英題:AfriLabs Gives Over €250,000 in Grants to 20 Innovation Hubs Across Africa, launches Insights Report
内容と背景:
面白記事 Vol. 142でご紹介しましたアフリカのイノベーションハブやテックハブのネットワークを作り、そのネットワークを通してそれぞれのハブでサポートされているスタートアップの成長につなげようとしているAfriLabsが、同団体の行っている、AfriLabs Capacity Building Programme (ACBP)という、200万ユーロ(約2億4500万円)に及び、36ヶ月の期間かけて、イノベーションハブを対象として行われる、サポートプログラムで、今回はそれを通し、25万ユーロ(約3千万円)の以上の補助金をイノベーションハブ、テックハブに提供することをアナウンスしたニュースをご共有させていただきます。
AfriLabsはこのプログラムを通し、フランスの公共金融機関として飢餓や持続可能な開発に関係する取り組みをサポートするなどの活動を行っているAgence Française de Développement(AFD)の行っているDigital Africa seed fundに参画しているようで、今回のサポートもそのフレームワークを活用したものになっているようです。(関連記事3にこのプログラムに関して説明しているページを共有していますのでぜひそちらもご訪問ください。)
記事では、AfriLabsの年次集会にて合計20のイノベーションハブに対してそれぞれの項目を達成するにあたって補助金が与えられることが発表されました。17のイノベーションハブに1万5千ユーロ(約180万円)がスタートアップをサポートするプリジェクトをインプリメンのために提供され、3つのイノベーションハブには2千ユーロ(約24万円)がCOVID-19、あるいはSDGsに関連するイベントの開催のためのサポートという理由でそれぞれの補助金が提供されるようです。
今回サポートされるハブは、コンゴ民主共和国(DRC)やナイジェリア、モロッコ、ウガンダ、ケニア、カーボベルデ、ザンビア、タンザニア、カメルーン、ガーナなど、47か国のイノベーションハブのネットワークを構築しているだけあり、他国にわたっているうえ、様々なカテゴリーを作り、それぞれでサポートを受けるべきハブを、応募した60のハブから選んだようです。また、一つのハブがサポートを受けるというより、多国間、あるいは複数ハブ間でネットワークを形成してそのカテゴリーで選ばれることもあったようです。
ハブ間のネットワーク構築を介したスタートアップをサポートシステムを構築しようとしているだけ、最終的な採択基準もそのような要素に根差しているところはこれまであまりみられなかったアプローチではないでしょうか?
AfriLabsのこのような年次集会は毎年行われているので、次回に共有されるであろう今回のサポートの結果がこの1年間のどうネットワークの拡大のしていきかた書きになるところです。
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関連記事:
- 「面白記事 Vol. 9 記事1:『AFRICA NOW HAS 643 TECH HUBS WHICH PLAY “PIVOTAL” ROLE FOR BUSINESS』」 – Link
- 「面白記事 Vol. 142 記事2:『アフリカのハブのネットワークAfriLab、27の新たなメンバーを加え、メンバー数225に!』」 – Link
- 「AfriLabs Capacity Building Programme (ACBP)」 – Link
- 「Building a Resilient Innovative Africa」 – Link
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