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みなさん、こんばんは。
今日は先週の土曜日で取り上げましたスタートアップエコシステムランキングの記事でのナイジェリアの不振に関して書いた記事をご紹介します。
他の国に関しても取り上げていけたらと思う中で、今回は先にナイジェリアを選んで見ました。
是非お楽しみください!
明日は第3回目のコラムをお届けします。
是非こちらもお楽しみに!
StartupBlinkによると、ルワンダがナイジェリアを抜いてスタートアップ・エコシステムランキングで3位に。南アフリカはリードを維持。
英題:『According to StartupBlink, Rwanda overtakes Nigeria as Africa’s third-ranked startup ecosystem, SA maintains lead』
内容と背景:
先週お伝えしましたアフリカのスタートアップエコシステムの環境に関する記事。先日は大まかなところしかお伝えできていませんでしたが、今回はもう少し詳しく描いている記事をご紹介します。
今回の記事では、Startup Blink社のCEOである、Eli David氏が、アフリカの国々が今回のランキングで順位を下げた理由を説明しており、主に2つの要因に起因していると説明します。一つはアフリカ大陸と他の大陸の成長度合いの比較結果に依存しており、もう一つは同社の評価アルゴリズムの変化。二点目の方は毎年行われており、より正確な評価を可能にしていると話しています。
そして今回の記事は、このコメントを元に、展開されており、特に一つはナイジェリアの順位が落ちたことにフォーカスしています。1番の理由として配点の変化が挙げられており、主に「質」、「量」、「ビジネス面」それぞれが評価されるなかで、ナイジェリアは最後の「ビジネス面」の点数が他のアフリカの国と比較しても低めだったようです。そして、どうやらそれは世銀が毎年発表するDoing Business Report(ビジネス環境レポート)での順位の低さに通じるところがあるようです。
ナイジェリアのスタートアップエコシステムの抱える課題は?
インフラ整備の不十分さ、電力の不安定さ、そしてインターネット回線の弱さなどがこのビジネス面での得点数を下げ、最終的な順位にも響いたようです。ただ、南アフリカ同様、ナイジェリアからも複数都市が都市ランキングの方には入っており、あまり聞きなれない北西部に位置するKanoという都市までもランクイン995位(1000位中)したようで、まだまだインパクトは残していくのではないかとも予測されています。また、こちらの面白記事でも多くの回数で名前が出てきているように、ナイジェリア発のスタートアップが大きなディールで名前が上がることも多いことも事実で、「質」と「量」では今後もアフリカをリードしていくのではないかと予測されます。
数字からだけでは見えてこない事実が書いてあって結構面白いです。こちらの関連記事では、もう少し上で挙げられている、ナイジェリアが順位を落とした理由を実際の出来事に照らし合わせて説明しています。ご興味ある方は是非ご覧ください。
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関連記事:
- 「Why Nigeria Dropped Behind South Africa, Kenya and Rwanda in Africa’s Startup Ecosystem Ranking」 – Link
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