みなさん、こんばんは!

いかがお過ごしでしょうか。

さて、本日も記事を3本ご紹介いたします。

本日は、リーガルテック分野でのアフリカのスタートアップ企業の進出状況、ルワンダならではの女性の社会進出、またアフリカのデジタル分野での可能性を取り上げ、アフリカ市場の将来性にフォーカスを当ててみました。

ぜひ、お楽しみください。

明日もご期待を!


**********

記事1:『An Overview of LegalTech in Sub Saharan Africa- 35+ Startups Defining the Space』

記事リンク:https://weetracker.com/2020/04/07/an-overview-of-legaltech-in-sub-saharan-africa-35-startups-defining-the-space/

内容と背景:

みなさんご存知の通り、アフリカでは金融、保険、医療、また農業などのセクターで多くの革新的なスタートップ企業が近年活躍を見せていますが、実は法的セクターにおいてはリーガルテック業界がアフリカでは未だ発展していない為にスタートアップ企業の進出が多くは見られないのが現状です。

そこでまずはじめにこちらの記事では、アフリカにおける正義へのアクセスにはリーガルテック業界の発展が必要不可欠であるとの見解を示し、ここ5年間で登場してきた35のリーガルテック業界でのスタートアップ企業を紹介しています。

また記事ではこれらの企業を5つのカテゴリーに分けた上で、法的アドバイス、コンサルティング、Q&Aフォーラムなどの法的サービスを提供するデジタルプラットフォームを運営するようなオンライン法務サービスを扱う企業の割合が最も多いと述べています。

記事では、これらの企業は総じて低価格かつスピーディーなサービス提供を実現している点で、従来の法的セクターに変革を及ぼしてきているとの見解を示す一方、依然としてデータ保護やプライバシーに直結するサイバーセキュリティーの問題が懸念されると問題提起しています。

これまで大規模なアフリカの法律事務所などは、テクノロジーの採用に関して保守的な姿勢を示す傾向にありましたが、今後サービス提供のスタンダードが向上してくるであろう事を考えれば、クライアント中心のサービス提供を実現する為、その傾向が崩れてくる日も遠くはないのではないでしょうか。今後のアフリカのリーガルテック分野の発展には注目ですね。


記事2:『Rwanda-Based e-Commerce Startup, Kasha, Raises USD 1 Mn From Finnfund』

記事リンク:https://weetracker.com/2020/04/02/rwanda-kasha-raises-usd-1-mn-finnfund/

内容と背景:

次に、ルワンダならではの女性の社会進出に目を向けた企業の記事について紹介します。

ルワンダに拠点を置くKashaは、女性の健康・衛星・セルフケア製品のイーコマースプラットフォームです。今回このスタートアップ企業が、フィンランドの開発金融会社であるFinnfundから100万米ドルを調達したようです。

記事の中で、CEOのJoanna Bichselは、

「私たちは非常に目的志向の企業であり、お客様に重点を置いています。私たちは、女性が実際に必要とする製品を、最もプライベートで目立たない方法で提供します。今後はルワンダとケニアでの存在感を高め、アフリカの他の国々、そして最終的には世界の他の地域にも拡大していきたいと思います。」と語っていました。

ルワンダは、世界で最も女性国会議員の比率が高い国として認知されています。世界経済フォーラムが発表する男女平等ランキングにも毎年常にトップ10入り(日本は121位と低迷しています)を果たしており、また政治だけでなくビジネスの様々なところでも、女性の活躍が一つのキーワードとして見られることもあり、今後、ルワンダや東アフリカでビジネスや投資を考える際には、「女性」の活躍も注目すべき指標の一つになってきています。

関連記事:

  1. 「The journey so far: Joanna Bichsel, CEO, Kasha (Rwanda and Kenya)」Link
  2. 「Finnfund invests in improving women’s access to critical health products in East Africa」Link

記事3:『Africa: a continent with huge digital potential』

記事リンク:https://africa.businesschief.com/technology/4818/Africa:-a-continent-with-huge-digital-potential

内容と背景:

こちらでは昨日に引き続き、「可能性」というところに焦点を当てていきたいと思います。今回の記事では、2050年までの人口成長の半分以上がアフリカで見られること、またそれが若者の人口の増加を意味し、若者の変化を中心として、社会が変化していくことをあげ、アフリカの可能性を語っています。

デジタルの分野でのアフリカの可能性に関しては、携帯電話への接続率が年次で4.6%の増加を見せており、2025年までには約1億6700万の新たな契約数の増加が予測されていることや、物理的なインフラ整備が不十分であるのに対し、モバイルマネーによる電子支払いや、それらの周りにある公共サービス提供企業や保険など様々な分野や事業系に影響を及ぼしていることから、モバイルマネーをこれを中心とし新たな価値を見出し提供しているとしています。また、これらの影響が人工知能などを活用した自動解析、学ぶ人に合わせた学習教材やトレーニングの提供、それによる雇用機会の提供、医療分野での活用やファイナンシャルインクルージョンなどもその恩恵を受ける分野だろうとしています。

一人でに発展するのではなく、他の分野とともに発展していく「デジタル産業」を活用した、状況・環境改善などが期待される中で今後の発展が楽しみなものです。

コメントを残す