目次
皆さんこんにちは。
先日の投稿から約1週間!面白記事第二弾をお送りします!
色々アフリカ関連のニュースを今回も集めてみました。
スタートアップ関連から一般的なアフリカ進出関連、2019年の動向などの記事を載せてみました。
最後までお楽しみください!
そして次回もお楽しみに!
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記事1:『Rwanda adopts draft law to ban single-use plastics』
内容と背景:
ルワンダはビニール袋の持ち込みを禁止している国として知られておりますが、今回はさらにそれを推し進める法案が提出されました。それは『一回限りしか使用されないプラスチック類の使用、販売禁止』です。これによって、ペットボトルやプラスチックのスプーン、皿、ストローなども禁止対象になります。
記事2:『Why French companies are exploring East Africa』
記事リンク:https://www.newtimes.co.rw/business/why-french-companies-are-exploring-east-africa
内容と背景:
アフリカへの世界からの視線が増す昨今、フランスは、フランス語圏の国々が集中する西アフリカへの投資が中心でしたが、ここにきて東アフリカ地域への進出へと向いてきているようです。エアー・フランスのケニアへの就航に始まり、ケニアではフランス系企業の数が30社から110社へとこの約7年(2012年から)で増加しましたし、ルワンダでも2010年の46万9千ドル(約5千2百万円[1ドル=110円換算])の投資額が、2015年には1300万ドル(約14億円)へと増加したそうです。これはルワンダとケニアだけに限らず、東アフリカ共同体(EAC)、そして、東南部アフリカ市場共同体(COMESA)の国々でも見られる新たなトレンドのようです。そしてフランス以外にも、ドイツやイギリスなどもその動きが強くなってきているようです。その背景にはここ数年の世銀の発行するビジネス環境指数での東アフリカ諸国の順位の良さなどが関係しているようです。
これからもこれらの地域での競争がさらに増していくこと間違いなしです!
日本の企業の皆さんもマーケットが飽和する前に東アフリカへ!そして特にルワンダへ!
記事3:『Nigerian start-ups lead $334.5 million fund race in Africa』
記事リンク:https://nairametrics.com/2019/02/07/nigerian-start-ups-lead-334-5-million-fund-race-in-africa/
内容と背景:
世界至る所でもそうであるように、アフリカでもスタートアップ企業への投資は盛んに行われています。毎週どこかしらで大きなスタートアップのピッチングイベントが開催されていることは容易に想像できます。
そんな中、Disrupt Africaの出したレポートで、210のアフリカのスタートアップに投資された投資総額がなんと!3億3450万ドル(約370億円)を計上するようです。そして国別にスタートアップ企業への投資額が発表されたのですが、アフリカではナイジェリアのスタートアップへの投資総額が一番多く、58社約9千5百万ドル(約110億円)のようです。南アフリカとケニアがナイジェリアに次ぐようです。ただこれら3カ国での競争力の高さなどから他の国々のスタートアップ企業への投資にシフトしている投資家、企業も多くなってきているようです。
関連記事:
- 『South African AI startup Xineoh secures $1.5m funding round』(リンク)
記事4:『Where will tech investors focus in Africa in 2019? This is what experts have to say』
内容と背景:
3億3450百万ドル(約370億円)のスタートアップへの投資が行われた2018年(2017年は1億9500百万ドル[約215億円])から見ても2019年はさらにその投資額が大きくなるだろうと予想されています。それに伴い、多くのスタートアップやイノベーション関連のイベントなどもアフリカ大陸内でたくさん開催されます。そんな中で、世界のテクノロジーインベスターたちは一体どんなことに注目するのでしょうか?今年のアフリカの動向を早い段階で理解するのにいい記事です。
面白いこととして、今年のキーワードは「長期的な投資」のようです。そしてアフリカ外からの投資やファンドマネジメントが行われていると思われがちですが、実はアフリカに注力した51のファンドの43%に当たるファンドはアフリカで、アフリカの人によってマネジメントされているのです。もちろん海外からの投資が減るということや、影響力の減少を示しているのでははい。これらの点や、注目すべきセクターなどに関しても実際にアフリカで活躍するインベストメント企業の方々からの意見も織り交ぜて書かれている。
記事5:『India’s Lava launches operations in Nigeria, Ghana, and Kenya』
内容と背景:
インドの携帯電話製造企業である、Lava Intenational Limited社がナイジェリア、ガーナ、ケニアでのスマートフォン、フューチャーフォンの導入を発表した。2017年からアフリカ市場に参入している同社は今年の第二四半期にはウガンダ、タンザニア、コートジボワール、エチオピア、セネガル、南アフリカにも製品を導入予定だと話しています。
記事6:『11 East African startups finalists in Sankalp Awards』
記事リンク:http://disrupt-africa.com/2019/02/11-east-african-startups-finalists-in-sankalp-awards/
内容と背景:
ケニア、ルワンダ、タンザニア、ウガンダのスタートアップ企業11社が、2月21日〜22日にナイロビにて開催されるSankalp Africa Summitに参加し、ピッチングをする権利を獲得した。ケニアからは4社、ルワンダから2社、タンザニアから3社、ウガンダからも2社が選ばれた。
Sankalp Africa Summitは2014年から行われているソーシャルアントレプレナーやインパクトインベストメント系のイベントで、昨年は400名以上のアントレプレナーが参加した。
記事7:『UAE and Africa startups meet to foster cooperation』
記事リンク:https://www.africanews.com/2019/02/11/uae-and-africa-startups-meet-to-foster-cooperation/
内容と背景:
2月13日〜15日の日程でキガリで行われたAfrica Tech Summit 2019に今回はUAEの関係者も多数参加していたのだが、アフリカとUAEのスタートアップ合計10社が様々なサポートを受けられる3ヶ月間のインキュベーションプログラムを経て第5回Global Business Forum on Africa in Dubaiに参加する資格を得られる。このメンターシップの取り組みを基盤にUAEとアフリカとの関係性を深めるきっかけとしようという思いがあることを商工会議所会頭のハマド・ブアミム氏は話した。
記事8:『Partnering to build a self-sustainable ecosystem for SMEs and startups in Africa』
内容と背景:
アフリカにどのような投資や進出の形が良いかということが様々なところで近年はさらに話されるようになりました。スタートアップ企業に対する投資額が年々増加している中にあって、中小企業に当たるSMEsへの投資、彼らが自立できるエコシステムを作るためのパートナーシップを結ぶことの大切さなどについて書かれています。特に、海外の企業とパートナーシップを結ぶことでその企業の持ち得なかった、ファイナンスや先端技術、スキル、新たなマーケットへのアクセスなど、様々な機会に触れている。
そして、最後は「Successful, together」で結ばれている。まさに成長するアフリカ市場にあって、アフリカ市場に参入する企業、そして地元にある企業、あるいは新たに生まれる企業それぞれが共に成長することで成功に近づくと言っているのだろう。最後はそのように取り組んできた外国企業を少し紹介している。
記事9:『10 AgTech Startups for Agriculture in Africa』
記事リンク:https://www.nanalyze.com/2019/02/agtech-startups-africa/
内容と背景:
アフリカ内で注目を集めるスタートアップ企業はたくさんありますが、今回は農技術を駆使したスタートアップ注目の10社を紹介している記事を!農業はアフリカに住む多くの人が関わっている分野であり、アフリカの発展においてとても重要な分野であることは間違いありません。
この分野にある99のスタートアップの業界マップも載せているこの記事はとても面白いです。何よりも、技術をシーン別に紹介しているあたりは情報を網羅している感があります。
関連記事:
- 『Egypt poised to again lead Africa in agricultural biotechnology innovation』(リンク)
記事10:『CcHub launches Design Lab in Rwanda』
記事リンク:http://disrupt-africa.com/2019/02/cchub-launches-design-lab-in-rwanda/
内容と背景:
2月14日にナイジェリアの子・クリエーションハブのCcHubがデザインラボをキガリに設立しました。このラボでは、プロダクトデザイナーやエンジニア、科学者などが公共ヘルスや教育、ガバナンス、民間セクターなどで抱えるアフリカの課題に対しての解決策などを最新の技術などをアプライし解決に取り組むことのできる場として設置されました。
また取り組む課題もとても広いため、運営チームも同様に様々な分野の経験や背景を持つ方々が参加するようです。CcHubだけで取り組むのではなく、様々な団体と取り組むことで課題の解決に取り組みたいと代表のBosun Tijani氏が話し、ICT省のPaula Ingabire大臣も同団体を歓迎するとともに、知識集中型経済の実現へと取り組むルワンダとして引き続き長期的な関係性を求めさらにパートナーシップの実現に取り組みたいと話した。
記事11:『City focus: Kigali』
記事リンク:https://africa.businesschief.com/leadership/4348/City-focus:-Kigali
内容と背景:
ルワンダの首都にして、アフリカのイノベーションのハブとなることを目指しているキガリ 市。今回はそのキガリ 市を様々な角度から紹介している記事です。芸術と文化、技術ハブ、4Gのインフラ、コンベンションセンター、キガリ2040(2040年までの開発目標)という、キガリを表す分野、単語から解剖しています。
キガリの魅力がたくさん書かれています。お楽しみください!
記事12:『Civil society pushes for more investment in public health』
記事リンク:https://www.newtimes.co.rw/news/civil-society-public-health
内容と背景:
アフリカでの公共ヘルスの状況は改善されて言いますが、それでもまだ改善の余地がたくさん残っています。各政府はそれぞれの課題感で取り組んでいることも様々な取り組みから見て取ることができます。しかし、Africa Civil Society Platform for Healthはさらにそれらの取り組みを強化するためには各政府の公共ヘルスへの投資額を増やす必要があると先日開かれたアフリカ連合サミットで訴えた。2008年には26カ国によって保健省の持つバジェットの2%を研究費に当てるという取り組みに合意したものの実現はされていないという背景があります。
イベント情報:
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Aviation Africa 2019
- 開催期間:2019年2月27日〜28日
- リンク:
- http://www.aviationafrica.aero/home内容:イノベーションとファイナンスに関連する議題が中心
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Africa BFSI Innovation Summit 2019
- 開催期間:2019年2月19日〜20日
- リンク:https://www.africabfsi.com/index.html
- 内容:銀行業、マイクロファイナンス、保険をに関するイノベーションを中心とした議題の話し合い。