ルワンダでの活動最終日の記事です。

とても長い時間かかりましたが最後までお楽しみください!

最後には少し番宣的なこともしてます(笑)のでお読みいただけますと幸いです。

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11月15日

 

この日は、もともと応募時にも設定しておりました最終日。

午前中、まずはそれぞれが訪問したい企業とアポを取り訪問、あるいは設定したミーティングに参加し、10時30分からは皆でJICAの行なっているICTイノベーションエコシステム強化プロジェクトに参加しているスタートアップとの交流。

11月13日火曜日に行われたマッチングにも参加していた企業もあったが、今回の日本からの参加企業の中には現地のスタートアップ企業との交流を希望していた方々もいましたので、実際にスタートアップの取り組みを聞く機会としてセッティングされた。

 

午後早くには空港にいかなければいけないこともあり、8社あるスタートアップのうち、4社のプレゼンを聞くことに。

この4社はこの時点でより完成度が高かった企業の皆さんでした。

 

お昼を食べた後には二手に別れました。一方は空港へ。もう一方はキガリに残るため、企業視察を続けます。

 

さて、午前の前半部でそれぞれ活動する中で、ルワンダのIT企業のオフィスを見学に。

Langeと呼ばれる企業。

Langeに向かう廊下

 

ほぼスタートアップに近く、常駐の従業員は4名。そしてプロジェクトごとにフリーランスの技術者を入れたチームを作ると話すのはこの企業の若手社長。

若者が人口の高い比率を占める社会にあって、社長や責任者が25〜30歳くらいということは、結構普通のことになってきているようです。

マッチングイベントの際にはとても熱心に日本企業に話しかけに行っていたことからも、日本企業とのビジネスの機会を求めているのが伺えました。

Langeの入っているビルにはルワンダの有名な新聞社IGIHEも入っているのです。

 

そして次は250スタートアップの活動するインキュベーションセンターへ。

250Stratupインキュベーションセンターの一部を外から

 

地内中心部から車で走ること30分、ついに到着です。

市内中心部から少し離れていることもあり、自らの製品、ビジネスプランに取り組みにはとても良い環境!

 

最初はコーディネーターをしている、チャールズ・シャカ氏。250スタートアップのプロジェクトの紹介とそれぞれ発表する企業の紹介をしました。

250Startupにて発表をする関係者とその発表を聞くミッション参加者

 

トップバッターは、Raisin社。

AKOKANYAというのが彼らの取り組み。これはルワンダ語で「その場で・その瞬間に」という意味が示す通り、その場でイベントのチケット購入などができるモバイルアプリケーションだ。

これを用いれば、イベント企画会社はチケット料金、その他諸々の諸経費が削減できるのに加え、イベント参加者の管理もし易いということだ。新たには、スポーツの試合や高速バスなどの切符の購入に功を加えるなど、充実させていくようだ。

 

次にHatch-Tech Solutions

Hatch Plusというスマート孵化器をが彼らの製品。小規模農家が多いルワンダにおいて、そして80%を超す鶏肉、卵を輸入に頼っているルワンダにおいて、社会課題を解決するソリューションを提供している。この孵化器によって、卵の孵化にかかる時間を従来必要とする時間より短縮できるだけでなく、リモートで孵化装置をコントロールできる機能、そして農家の携帯電話にSMSに卵の孵化に関してのメッセージを受け取れるという機能もついている。

 

そして3番目には、AICOS社。

農家の組合がたくさん存在するルワンダでは多くの組合でまだ紙媒体を使ったレポートが行われている。そうするとそれらの情報がしっかりと伝わる頃には(紙媒体ではタイムリーに情報の共有ができないだけでなく、管理にも手間がかかるので)品切れなどの問題が起きていてもおかしくないのだ。また、組合員の所属会員数などの情報をはじめとした情報の管理のし易さ、組合内、あるいは組合とそこから作物を仕入れている業者などの間での情報管理のし易さなどの機能、さらには分析などのレポートメニューを提供するというのが彼らの取り組み。

 

最後は、Akwa社。

水道配線の水漏れなどを検出し、的確に、そして迅速な対応を取ることを可能とするスマートメーターを提供する、HAFITEKというのが彼らの取り組み。これは水道局など、水を提供する企業など向けのサービスである。もちろんこのサービスを活用して、個人は水道代の支払いもできる。

 

その後その他のスタートアップ企業も簡単に自らの取り組みを紹介。こちらから他のスタートアップの情報も見られます。

 

ちなみに、今回交流したスタートアップは、一期生として昨年12月に卒業し、この1月21〜25日までは日本に滞在し、企業からと交流もしました。

 

そしてそれぞれのプレゼンテーションが終わってからはプレゼン会場の外に場所を移し、それぞれ思い思いに訪問した日本企業の皆さんと交流。

 

そして、昼食へ。

今回はルワンダの一般の家庭にてルワンダ料理を食べることに。

(残念なことに写真は撮り忘れ…)

 

料理の内容は、お肉のトマト煮込み、豆料理、白身魚のフライ的なもの、キャッサバのウガリ、フライドポテト(と言っても皆さんが想像する細長いものではなく、ジャガイモの半分、あるいは4分の1を丸々あげたもの。食べ応えがあります)、サラダ。

味付け?ルワンダ料理は基本的には塩味。塩しか使っていないのに、トマトの煮込みなんかは甘さも感じることも。

もちろん辛いものが好きな人はピリピリという唐辛子を試すこともできます。液状のもので、このような容器に入っています。

 

1時間弱の昼食後、それぞれ別れて次なる場へと向かいます。

 

空港組はそのまま空港へ。なんとか無事に時間通りに到着し、日本に向けて出発。

 

残り組は、ルワンダの印刷企業、Printex社を視察。

そう、ルワンダでも印刷をしているのだが、よりしっかりとした製本が必要なものに関してはウガンダやケニア、欧米や中東に委託するのが現実。

企業の代表と話しながら、さらに仕事の範囲を拡大することに意欲的であるとの話を聞く。

彼らとビジネスをすることに興味のある方はぜひご連絡を!

そう、この企業は約50年の歴史がある、ルワンダで最も古いと言われる企業の一つ。

Printex社の社長室から見える印刷場の様子
印刷場で自ら説明・案内をしてくれる社長

 

次はImpactHub Rwandaへ。

ここは世界中にネットワークを持つインキュベーションセンター。

ほぼ毎日何かしらのイベントを開催している。

スタートアップのコンテストだったり、講演会やワークショップだったりを開催するなど盛りだくさん。

ルワンダでどんなことが起こっているのかを知るにはいい場所かもしれません。

ImpactHub Rwandaにて一枚

この時点で夕方5時を過ぎていた。

ということでこの日の活動も終了!

 

 

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という、ハードにも思われそうな内容で行われた今回のビジネスミッションでした。

多くの共催、後援、協力企業、機関、団体の参加もあり、過去最大で多くの人たち、企業同士が交流したのではないでしょうか?

今回のミッションの実現にご協力いただきました皆様、この場を借りて心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

また、当初から掲げていた、ビジネスにつなげるという目標に向けても様々な動きがありました。

今回発表されましたJICAの『2018年度第二回中小企業・SDGsビジネス支援事業』で採択された89件の中には今回のミッションにご参加いただきました企業の事業も含まれており、少しでも今回のミッションを通した訪問が、そして活動内容が募集と採択に役立っておりましたらとても嬉しいです。こちらから記事は読むことができます。

JICAホームページ発表 / Africa Quest.com記事

 

また今回の教訓から次なる第5回ルワンダ訪問ツアーも計画しております。

そう!次はTransform Africa Summit 2019に参加を中心とした訪問です!5月のゴールデンウィーク明けにルワンダに行きましょう!

現在のところの詳細はこちらから!

第5回ルワンダ訪問ツアー

 

そして、ルワンダへの事業開始にご興味をお持ちの皆様!JICAのICTプロジェクトから「ルワンダ国におけるパイロット事業支援プログラム」という名の支援プログラムの募集が行われております。

2月8日締め切りと、締め切りまで時間も短いですが、ご興味をお持ちのみなさん!是非応募してみてください!

 

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